港町・三津浜
三津浜は古くから栄えた瀬戸内の港町です。
海路が情報と物流をいち早く伝えた時代、
経済、芸術の最先端地であり、多くの人が訪れ、旅立ちました。
子規、漱石、秋山兄弟なども訪れ、共に時を過ごした場所でもあります。
ぶらぶらあるきながら、
タイムスリップしたような歴史的建物や、懐かしい街並みに出会える街。
ご飯の支度をするにおい、路地を通り抜ける学生たちの自転車、
変わり続ける時代の中で、変わらない何かがきっとある・・・
細い路地に入り込んで、自分だけの三津歩きを楽しんでください。
○戦国時代から400年以上の歴史を持つ渡し舟
今は松山市の道路となっており、乗船は無料。(木村邸はここからすぐそば!)
○木村邸からほど近い鯛やは昭和4年の建物
天然鯛だけを使った鯛めしは絶品!→鯛や
○木村邸はす向かいの丸木醤油店
とおりには造り醤油の香りが漂います。
三津には造り醤油屋さんが4件も残る
○村要醤油店 もともとは酢の醸造店。今の建物は学校を移築したもの
○木村邸の面する通り沿いには時代を異にする古い建物が立ち並ぶ
○三津の朝市 松山市の広報でお知らせしております。
漱石も大好きだった松山鮓(まつやまずし)も食べられる。
むかしは石畳に円形の屋根付の市場で、
お座敷唄として日本中で歌われた伊予節にも出てきた三津の朝市。
唄になるほど有名な建物だったんですね。
○昔からの三津の高級珍味「二名煮」
日本画家・富岡鉄斎が遊びに来ていた建物が現在も本社事務所としてそのまま残る。
二名煮の販売もしています。(日曜定休)
○あちらこちらに神社や寺が残る。
厳島神社の秋祭り・けんかみこしは有名!
ここはお殿様が参勤交代の際に無事を祈願して立ち寄った神社でもあり、
秋山好古の書による碑や、三輪田米山の書による石柱があります。
○福園寺は約100年前に移築されたお寺!
毎年夏には寄席が行われる。
○くぼた汽船乗り場跡
なんにもありませんが、ここから子規らが旅立って行ったんですね。
海のみえる場所に出ると、瀬戸内を臨む夕暮れなんかは絶景です。
○ダルマ湯
かつてはたくさんあった銭湯もここ1件だけになってしまいました。
○懐かしい!映画のセットのようなお店が今も現役!
思わず入ってみたくなるたたずまい。山口理容室
辻田屋文具店 こんなお店にむかし画用紙買いに行きませんでした?
○石崎汽船、山谷運輸、石川医院、浜田医院
戦前のレトロモダンな建物もいくつものこっています。
今はなくなってしまいましたが、
旧三津浜図書館、旧三津浜銀行など
その時代の最先端を行くモダンな建築が競って建てられていたんですね。
木村邸のお風呂場を作ったと伝えられる馬野楳太郎さんが作られた
白楊会館もただいま洋食屋「からす」として現役活躍中!
野菜ソムリエのいるお店です。
○昭和30年頃までは競馬場もあったらしい・・・
今は見る影もありませんが、馬の水飲み場がひっそりと残っています。
○蔵
かつて三津浜銀行の倉庫でもあった蔵は
アウトドア、アウトレットの洋服などを扱うお店「ROPA」になりました。
○瀬村倉庫
こちらも立派な倉庫です。
ときどきアート、ライブパフォーマンスなどが行われます。
○伊予鉄三津駅は四国で最初にできた駅。
2008年に取り壊された駅舎はアールデコ調のモダンな木造建築でした。
建て替えられた新駅舎には、三津の製菓店「風月堂」の喫茶ルームが有り。
素朴な蒸しパンのような松風も人気ですが、
抹茶ケーキもとっても美味しいです!
○駅周辺のお店ものぞいて見ると楽しいです。
駅前のタバコ屋さん、みつば書店 手書きの商品案内がいい味!
本のお取り寄せもしてくれるので、わざわざここに行って買いたくなる。
杉田かまぼこ店 海がしけて材料が入らない日は休業!(※閉店されました)
日下鮮魚店と、くつなストアーの前の通りは、
一般道路なのに車両より買い物客優先!
いつも地元の買い物客で賑わっています。
日下さんのお惣菜は絶品!炭火でじっくり焼いてます!
お食事処「伊吹」
良心的な価格で手を抜かない美味しさを提供してもらえるお店です。
夜も定食があったりして、ふらっとご飯でも、みんなで宴会でもOKなお店。
(三津に居酒屋はそんなトコ多いみたいですね。)
三津支所の近くの居酒屋「十千房」も
お昼の定食は500円!!
昔の酒造屋を改装したお店です。
三津駅そばのイタリアンレストラン「フロア」
手作り・地産地消にこだわり、素材を生かした料理に感動!→フロア
○商店街
営業している店は少ないよういにみえますが、覗いてみるとクオリティの高さにびっくりです!
白石米穀店 極上の小豆!きれい!美味しい!
大洲園 たくさんある種類のお茶を昔の測りで量り売りしてくれます。包装もかわいい!
ベンテン堂は知る人ぞ知る手作りギターの有名店。
金物店 掘り出し物がいっぱい!
宇田商店 アジの干物は絶品!
アルプ メニューなんか出てきませんが、珈琲もお食事も美味しい!
味味 ここのお惣菜、お弁当は手作りでおいしいので地元でも人気。
芳野履物やさん お店に入ると骨董屋さん!?でもきちんと下駄の鼻緒もすげてくれました!
和光カメラ こころはいつでも「I Love Film」
人とのつながりを大切にする親切なお兄さんがいろいろ世話を焼いてくれました。
こんな濃密なつながりが出来ていくのも下町ならでは・・・!
そんな商店街に New Faceガ登場!
練りや正雪 じゃこ天・ちくわやさん。
もともとかまぼこ職人が地元三津で出店されました。美味しいです。→練りや正雪
アトリエココ 水曜と日曜に制作活動をしています。→アトリエココ
タナカド セルフビルドなオシャレな空間が誕生しました。
○お好み焼きやさん 「浜焼き」で売り出し中!!→浜ぶらサイト
広島風?にみえて少し違う三津の浜焼き。
その秘密は・・・?食べてみてのお楽しみ!マジで美味いっ!
思いがけない美味しいものに出会えるのも、三津の魅力。
自分の足で探してみましょう!
○電車に乗って高浜方面に足をのばしてみるのも素敵です。
渡し舟に乗って港山駅から・・・
海の見える素敵な路線です。
海の家を改装したカフェ、ブエナビスタが見えます。
一駅向こうの梅津寺周辺は・・・
「東京ラブストーリー」の舞台にもなった梅津寺駅→和田ラジヲさんも紹介してます!
惜しまれながら閉園した遊園地跡に、えひめFCの練習グラウンドがあります。
何でも愛媛FCはイケメン揃いで県外からの追っかけ見学者もいるとか・・・
秋山兄弟の像がある小高い丘
その昔、観光用のリフトがあったそうです。
夕日もきれい!「がんばっていきまっしょい!」の原作の舞台でもあります。
「ブエナビスタ」や線路ぞいのカフェ 「モイモイ」での一服もおすすめ。
両方ともライブが良く行われます。
梅津寺を過ぎると、小説「坊ちゃん」に出てくる ターナー島も見えます。
高浜線終点 伊予鉄高浜駅はまだ昔のままで残る木造駅舎。
全国でも珍しい曲線を描く木造のプラットホームはとても美しい。
ここからは伊予小富士とも呼ばれるゴゴ島に渡るフェリーが出ています。
片道 数百円で行けるかつて桃島とも呼ばれた風光明媚な美しい島です。
連絡バスを利用すれば高浜観光港まですぐ!
きらきら光る海を見ながら、ゆっくり海沿いを歩いてみるのもお薦めです
港の前にレトロな看板が目を引く「めしや」、入るとそのまま昭和レトロ!
高浜観光港は 広島、山口、九州、神戸・大阪を結びます。
瀬戸の島々を眺めながらの船の旅なぞ・・・
松山の海の玄関口として気合の入った建物で、結婚式も行われるようなレストランもあります。
晴れた日にデッキを散歩するのはなかなかお洒落です。
お土産も揃っているし、
松山市内方面、道後温泉行きのバスも出ています。
松山観光はこれでばっちり??